オールナイトニッポン(ANN)55周年の記念特番として、タモリのANNが放送されたらしいけど、残念ながら聞き逃してしまった。radikoにもこの放送は残っておらず、一応ネット検索したら、動画サイトに全編が載っていた。冒頭から、当時のタモリが即興で歌うANNブルースの音源が放送されて、めちゃくちゃカッコ良かった(よくぞ音源保存してた、パチパチ)。
しつこいようで申し訳ないけど、この時のゲストが星野源。世代を超えて通じあう二人のやり取りが面白い。
学生の頃、ジャズに傾倒しだしたものの、同世代にジャズについて語り合える友人が周りに全くいなかったそう。星野も細野晴臣に入れ込んでいたものの、もちろん周りの友達に全く理解されなかった。でも「それがいいんだ」と。
今なら、どんなニッチな趣味でもSNSとかで共通の趣味を持つ人を簡単に見つけ出して仲間を作ったりできるけど、そうしたものが無かった時代は全く自分だけの世界だったはず。けれど、逆にそのことで、自分の中の解釈や純度がより高められていくのだろう。タモリは「ものすごく大きなものとつながっているような気がするんだよ」という。確かにこの感覚はよく分かる。
とても充実した内容なので、関心あれば探してみてください。
そう言えば、星野源が昔「笑っていいとも」に出演したとき、ギターを抱えていってタモリと「スーダラ節」を歌っていた。これは星野にとって夢の共演だったよう。ネットで映像を見つけたけど、ほんとにこれ以上ないくらい素敵な笑顔をして、タモリの横でスーダラ節を歌っている。これも一見の価値あり。
なんだか写真と関係ない話ですね。