星野源である。
特別ファンという訳ではなかったけど、前作「POP VIRUS」は大傑作だったと思いますね。
でこの「働く男」は表紙に何となく見覚えがあったものの、なかなか楽しく読めたので未見だったかと思ったけど、やはり最後の又吉との対談のくだりで、あ前に一度読んだことある、って気づきました。うかつすぎますね。きっと部屋にもう一冊あります。。
ドラマ「野ブタ。をプロデュース」で知られる木皿泉。当たり前だけど、作家にとって「どう書くか」より「何を書くか」を見つけることがいかに大切かがよくわかる。
この間、星野源がテレビの「あちこちオードリー」に出てたけど(おもしろかった!)、昔失恋してどうしようもない気持ちになっていた時に、それをそのままでなく何とか普遍的なっものにしようとして曲を作ってライブで歌ったら、客席の人がみんな泣いてた、ってエピソードを語ってたけど、この木皿泉の本にも同じようなことが書いてある。
自分の中にある「ヘンな部分」こそが商売になる、でもそのへんなところを人に通じる言葉にしたり普遍化することが必要で、それが脚本だったと。
たまたま、同じタイミングで読んでたので妙に印象に残りました。