先週、少しばかり雨が降ったので、森の苔の緑も多少なりとは潤っているかと思い、箱根の旧街道石畳を訪れてみました。
テレビの旅番組など見ていると、本来の番組テーマとは関係なく、背景にたまたま映った苔に目を奪われてしまうことがよくありますよね。ここの箱根旧街道もその一つ。お笑いコンビのサンドイッチマンがバスに乗って飲食店を探す番組(いつも偶然見てしまうので未だに番組名が分かりませんが、結構おもしろい)で、箱根の放送回で気になったのが、この石畳の旧街道の苔です。ちなみにブラタモリの天城越えの回のトンネルまわりの苔や、高野山の回の苔も気になってますが、ちょっと遠いんですよね。
とりあえず、箱根湯本駅からバスで箱根旧街道休憩所に向かいます。多分20分もかかっていないと思います。なかなか趣のある休憩所が見学用に残されていますが、この日は人気が全くとても静か。横にある本物の休憩所は営業中で飲食できるようです。
この休憩所の少し先で、舗装路からハイキングコース(?)の方に降りられるようになっていますが、その途中に美しい苔群を見つけました。
今回の旅の友は、「タム9」という愛称で呼ばれる(らしい)、先日手に入れたTAMRON SP 90mm f2.5 Macroです。タムロンというとズームレンズのイメージしかなかったのですが、ネットで見ると軽量かつ描写も高評価なので比較的程度の良いものを入手しました。専用フードをつけるとさすがに長い。。
最短撮影距離 0.39mとのことで使い勝手は良さそう。
いくつかのネット記事にもありましたが、このレンズ、ピント合わせが非常にやりやすいです。ピーキング機能を使うと、フォーカスリングの回転に合わせてハイライトされたラインが前後にまるで走査線のように(古いね)走るので非常にピークが分かりやすい。光学的に他のレンズと何が違うのか分かりませんが、重宝しそうなレンズです。
前から思っていましたが、苔って雪が積もるように切り株とか杭の上などの平面に群生するので面白いですね。
今回もCONTAX Carl Zeiss planar 50mm f1.4を併用しています。
休憩所の付近でだいぶ時間を費やしてしまいましたが、再び舗装路に戻って道を進むとやがて旧街道の入り口です。ほんとに静かですね。
石畳はかなり大ぶりな石が多く隙間も結構あるので、底の固いミッドカットくらいのブーツがあった方がよさそうです。
終点付近にはびっしりと苔の密生した木が立っています。いい色ですね。
帰りもバスで湯本に戻りましたが、うっかり小涌谷を経由するバスに乗ってしまいました。これだと距離も長いし、渋滞にも巻き込まれるので結構時間がかかりました。お出かけの際はお気を付けください。