45mという巨大な電波望遠鏡がある国立天文台野辺山に行ってきました。
車で出かけたものの、長野はグーグル先生の情報がイマイチなか、ナビに従って木の枝が覆いかぶさるような道を恐る恐る進むと、突然道が開けて駐車場の裏に出ました。表にはちゃんとした道路がついていたのですが、なぜかグーグルマップには示されず。。
大変素晴らしいことに入場料は不要で、場内に入ると守衛さんに携帯の電源をオフにするよう指示されただけで（微弱な電波でも観測に悪影響があるのでしょうね）、後は好きなように散策できます。。
空は青くて風は少しばかり冷気を含んでいて、ささやかな夏の休暇といった雰囲気でした。おかげて青空をバックにしたパラボラアンテナの写真を撮ることができました。
もしかすると写真からも感じてもらえるかもしれませんが、ここはちょっとした異空間の雰囲気があり、まるで日本ではないかのよう。
日頃騒々しい俗世間で暮らしている身からすると、自らは何も発せずひたすら宇宙からのメッセージに昼夜耳を傾けている姿に、少しばかり感銘を受けたからかもしれませんね。
とくに最大規模の45mのアンテナは、まっすぐに天頂を向き、静かに虚空に対峙してるように思えます。まあ、これは私が元宇宙少年だったからかもしれませんがね。
それぞれのアンテナのわきにはレールが敷かれており移動することも可能なようです。ちょっと動くのが想像できないよう大きさですが。
子供連れのファミリーも見られましたが、小さな子が少しでも宇宙に関心を持ってくれるといいなあと思いました。とりあえず、いいおっさんが一人できてボーッとしていてもいい場所です。なにしろ静かですし。
