Green, blue and etc.

Cameras: SONY α7S, OLYMPUS OM-D E-M1, DMC-GM5, DMC-GF7, FUJIFILM X-T2

石川県立図書館 空の青、または海の青

個人的には今年の公共建築部門の1位に挙げたい、素晴らしい建築。完成後しばらく経ってるので、あまりカメラを抱えて写真を撮っている人はいなかったけど、それでも来館者は、入口でいったんスマホで撮影する人が多いよう。
ドーム状の天井の青色が印象的ですね。

で、何が素晴らしいかというと、まず椅子やソファがふんだんに用意されていること。上の写真のように、中心から放射方向にみると目立たないけど、書架の裏側などにソファが設置されており、気になる本を見つけたら、すぐに座ってページをめくることが出来る。
普通の図書館だと、「目当ての本を見つける」→「閲覧席に行く」→「つまらなかったら書架に戻しに行く」みたいな手順が必要だけど、ここではそんな煩わしさがない。


あと、こういう円形の配列だと、ついふらふらと回遊してしまうので、意図していなかった面白い本を発見することもありそうで。

はい。

ちょっとしたサインの見せ方もかっこいい。


陽が傾くとばっちり斜光が入って。

ちょっとまぶしい棚もあるけど、こういう時間帯による変化があるのもいい。

あと、意図的かどうか分からないけど、全体を見渡せるポイントがいくつもあるのも良いですね。

ここは中空の渡り廊下みたいな。

こんなところで勉強できるなんて、いいなー。いいなー。

ソファはこんな感じで。一日ここで過ごせるな。ついでにコーヒーとか飲めるといいけど、まあそれは併設のカフェへ(時間がなくて行けなかったけど)。

 

基本的に車社会らしく、みなクルマで来ているみたい。旅行者はバスかタクシーで。
金沢は何しろ雨の多い土地なので(なので随所に苔が見られます)、バイクや自転車の利用が少ないらしく、路面電車もないのでクルマが必需品らしい。

ちなみに隣接する富山には、隈研吾設計の富山市ガラス美術館「キラリ」があり、こちらも図書館併設の美しい建物なので、建築好きの方はぜひセットで見学ください。。