個人的には今年の公共建築部門の1位に挙げたい、素晴らしい建築。完成後しばらく経ってるので、あまりカメラを抱えて写真を撮っている人はいなかったけど、それでも来館者は、入口でいったんスマホで撮影する人が多いよう。
ドーム状の天井の青色が印象的ですね。
で、何が素晴らしいかというと、まず椅子やソファがふんだんに用意されていること。上の写真のように、中心から放射方向にみると目立たないけど、書架の裏側などにソファが設置されており、気になる本を見つけたら、すぐに座ってページをめくることが出来る。
普通の図書館だと、「目当ての本を見つける」→「閲覧席に行く」→「つまらなかったら書架に戻しに行く」みたいな手順が必要だけど、ここではそんな煩わしさがない。
あと、こういう円形の配列だと、ついふらふらと回遊してしまうので、意図していなかった面白い本を発見することもありそうで。
はい。
ちょっとしたサインの見せ方もかっこいい。
陽が傾くとばっちり斜光が入って。
ちょっとまぶしい棚もあるけど、こういう時間帯による変化があるのもいい。
あと、意図的かどうか分からないけど、全体を見渡せるポイントがいくつもあるのも良いですね。
ここは中空の渡り廊下みたいな。
こんなところで勉強できるなんて、いいなー。いいなー。
ソファはこんな感じで。一日ここで過ごせるな。ついでにコーヒーとか飲めるといいけど、まあそれは併設のカフェへ(時間がなくて行けなかったけど)。
基本的に車社会らしく、みなクルマで来ているみたい。旅行者はバスかタクシーで。
金沢は何しろ雨の多い土地なので(なので随所に苔が見られます)、バイクや自転車の利用が少ないらしく、路面電車もないのでクルマが必需品らしい。
ちなみに隣接する富山には、隈研吾設計の富山市ガラス美術館「キラリ」があり、こちらも図書館併設の美しい建物なので、建築好きの方はぜひセットで見学ください。。