ぐったりする日々には井上陽水のアンビエントな曲がいい。
「長い坂の絵のフレーム」は特にお気に入りで、だけどいまだに何が言いたいのか良く分からない(それがいい)。
「時どきはデパートで孤独な人のふりをして、満ち足りた人々の思い上がりを眺めてる」なんて少し辛口の歌詞も、陽水が歌うと俗人たちに向けた批判というより、都会的漂流者への共感のように聞こえる。
結構前の曲だけどいまだに繰り返し聴いている。当時のインタビューで「決して卑下するわけじゃないけど、自分もそろそろ人生をまとめる年齢になってきた」みたいなことを言っていて、そう考えると「誰よりも幸せな人、訳もなく悲しみの人・・・振り向いたら嫌われたり愛されたり・・・長い坂の絵のフレーム」という詩は、坂道を振り返るようにして、色々な時代の自分のことを思い返していたのかも知れない。よくわからないけど。
青いクルマっていいですね。