Green, blue and etc.

Cameras: SONY α7S, OLYMPUS OM-D E-M1, DMC-GM5, DMC-GF7, FUJIFILM X-T2

Netflix シカゴ7裁判


SIGMA 30mm F1.4 DC DN 

Netflixで実話に基づく映画「シカゴ7裁判」を観た。実に面白い作品だったので、ちょっと紹介。端的に言うと、ベトナム戦争時代に、反戦を訴える若者たちを、暴動を扇動した罪をでっちあげて有罪にしようとした裁判の話。
内容的には社会派の作品とも言えるけど、脚本がよく出来ていてエンターテインメントとしても十分に成立している。法廷モノというと、有罪か無罪かどちらかの二択なんで、ストーリーが限定的になりそうだけど、本作ではちょっと胸につまるような感動的なエンディングが用意されている。

この歪んだ裁判を率いていた判事がいみじくも、自分たちの社会のことを「システム」と呼んでいることが印象的。

この時代はとんでもない数の二十歳にも満たない若者が「ベトナムを救うため」に戦地に送り込まれていたんだよね。

代理戦争なんて言葉が、60年代から80年代、さらには現代に至っても意味を持つようになるとは。

で、例によって話がどんどん逸れていくけど、ボブ・ディランの「30周年記念コンサート」でスティーヴィー・ワンダーが「風に吹かれて」を歌ってるんだけど、その前奏パートでちょっと感動的な短いスピーチをしている。この曲が「残念ながら」未だに重要な意味をもっていることについてなんだけど。

ともかく我々はいつの時代も「システム」を守ろうとする連中と戦っていかなければならないんだね。

あ、検索したらそのスティーヴィー・ワンダーはパフォーマンスはこちらにありました。

Stevie Wonder - Blowin' in the Wind (Bob Dylan The 30th Anniversary) - YouTube

改めて聴いたらベトナム戦争についても言及してますね。
「30周年記念コンサート」自体は音楽的にも素晴らしいミュージシャンが集まった名演揃いのイベントなんで、未聴の方はぜひ(DVDとかもあると思います)。
なんかタイトルと違う話になってますね。。