Green, blue and etc.

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アッシュ材の枯渇

唐突ながら、久々にギターねた。
ちょっと前の話だけど、高品質なギターを生産するVanzandtがアッシュ材を使うギターについてはボディを2ピースから3ピースに変更する、とアナウンス。木材の枯渇もここまできたか、、と思った。

念のために書くと、ボディはもちろん一枚の木材から切り出す1ピースボディが「楽器の鳴り」という意味でベスト。そのためには相当大きな材が必要になるので、2ピースの木取りでも結構高級な部類のギターに入っていた。それもついに難しくなったようだ。もちろん、貼り合わせボディでもいい音のする個体もあるので、3ピースが一概にダメというわけではないけど、やはり条件としては2ピース、1ピースの方が有利。

特にVanzandtクラスのギターだと安くても25~30万円近くはするので、それが3ピースボディというのは結構悲しいが、今の時代、簡単に伐採は出来ないだろうから仕方がない。もう何十年も前から、いい木が取れなくなってきている、という話はでていたのだ。昔それほど高くない頃に買った2ピースとか1ピースボディのギターを大切にせねば、と思う。特にアッシュは木目が美しいからね。

それにしても、これだけ科学技術が進んでも、いい音を出すためには自然の素材にかなうものが無い、というのは不思議だけどちょっとほっとする。木材の価値についてはもっと評価されるべきだと思いますね。。

そういえば以前カナダ人の知り合いから、本当に厳しい寒さの極地では人工的な(syntheticな)素材は全く役に立たない、と聞いたことがある。つまり、命を守るためにはレザー、ウール、ダウンなどの天然素材が必要ということだ。なるほどね。

あ、なんだかまた話がそれましたね。上の写真は確か銀閣寺です。。