Nikon Z 5 x Nikon NIKKOR Z 24-120mm f/4 S
映画「ホールドオーバーズ」を観る。それぞれ過去に癒しがたい傷を持つ3人が、やむを得ずクリスマスを学校の宿舎でともに過ごすことになり…という疑似家族的物語、というと何の新鮮味も無いようだが、それでいいのだ。
どんなくだらない人生にもそれなりに意味があるし、ひねくれた大人でも時として若者を導くべき時があるのだ、というようなことを思ったりする。まあ、人生なんて鳥小屋のハシゴのようなものなんだし。
あと、ベトナム戦争を背景にした1970年前後のアメリカの分断も3人の人生に影を落としていて、意外に骨太な物語でもある。
見終わって数日たってから、いろいろな場面やそこでのセリフが思い出されるという映画はそうあるものではない。
今年のベストになるかもしれない作品。お時間あれば是非。