2022-06-15 線路下 角田光代の「いきたくないのに出かけていく」を読んでいたら、「恒例化の謎」というエッセイがあった。歳をとるとともに毎年同じメンバーで同じ場所に出かける事が増えてきたという。確かに若い頃は、常に新しい所に出かけて何かを発見せねば、みたいな気負いがあったが、いく年月を経て、結局ロバは旅にでたとてロバのままなのだ、と思い知らされた。で結局、いつも同じよう見知った場所へ僅かばかりの非日常を求めて、いそいそと出かけるのだ。