Green, blue and etc.

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関川夏央と谷口ジローの時代

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だいぶ前に買った雑誌「東京人」。
残念ながら谷口ジローのよき読者ではないが(というか漫画の類をほとんど読まない)、関川夏央の著作はほとんど読んできた。戦後という、当時でも死後になりかけていた言葉にこだわり、団塊の世代を自嘲的に書きつらねた人である。

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一方で、明治の時代に文学を志した青年たちに魅入られ(もしかすると親しい友人のような存在だったのかも知れない)、生活の細部をまるで見てきたかのように表現した。その関川が原作となり谷口ジローが絵をつけたのが、「『坊ちゃん』の時代」。この作品で初めて谷口ジローを知った。

今でも入手可能だと思うので、未読の方はぜし。