東京の神宮外苑再開発について、故坂本龍一は「目の前の経済的利益のために先人が100年かけて守り育ててきた樹々を犠牲にすべきではない」と分かりやすく明確な言葉で訴えていた。
商業開発によって何億円の「経済効果」があるのか知らないが、この緑があることによって、今後100年(あるいはそれ以上に渡って)訪れる人の心を潤すことのできる価値や、東京を美しいと思えることの価値は、金額に換算できるのだろうか。
お金やモノに交換できない、抽象的なものに価値を見出せるのが人間の特質だと思うのだが。
インディアンの言葉に、環境は我々が子孫に残す財産ではなく、子孫から我々が借りているだけなのだ、というような言葉があるらしい(かなりあいまいだけど)。
まだ、続くかも。