先日の4連休は読書がはかどりましたね。
「あと少し、もう少し」は「そして、バトンは渡され」で一世を風靡した(?)瀬尾 まいこの駅伝小説。まあ系譜というと大げさだけど、日本には駅伝をテーマにした名作小説が連綿と連なっている気がする。三浦しをんには「風が強く吹いている」っていう傑作駅伝小説(必読!)があるし、佐藤多佳子には名作「一瞬の風になれ」がある(あ、あれは陸上リレー小説か)。
で、この「あと少し、もう少し」は中学生の駅伝もので、章ごとに語り手がかわるという仕掛けが施されていて、ちょっとあざとい、だけどそれぞれに物語がある、っていうのはいいですね。瀬尾 まいこってまだ数冊しか読んだことないけど、さらに進化するような気がする。夏の読書にぜし。