Green, blue and etc.

Cameras: SONY α7S, OLYMPUS OM-D E-M1, DMC-GM5, DMC-GF7, FUJIFILM X-T2

野口哲哉展 サムライにあらず

f:id:kitakaze2018:20210726002002j:plain先日のひまわり畑の帰りに、少々クルマで横走りして群馬県立館林美術館で行われている「野口哲哉展-THIS IS NOT A SAMURAI」を見てきた。野口哲哉の作品は、たしか以前NHK日曜美術館で取り上げられていて、一度現物を見たいと思ってたので。

f:id:kitakaze2018:20210726002005j:plain
サムライがスニーカーを履いてたり、シャネルとコラボした装束身に着けていたり、精巧に作られたサムライ像にリアルとフィクション(あるいは現代的なものと前時代的なもの)が同居してます。もともと、このころの鎧とかの和っぽい質感(和なのは当たり前だけど)って好きなんですよね。歴史に疎いから良く分からないけど、江戸時代のこうした装束とか刀とかって、戦闘時の実用性から離れていって、どんどん美的な観点で進化(?)してしまったんだと思う。そこに現代の作家が新たなアイデアを加えているから、いろんな意味で面白い。

展示点数はかなり多くて、じっくり全部見るとかなり時間がかかります。最後の展示スペースのみ撮影可能になっているので、パタパタと写真撮ってきました。

f:id:kitakaze2018:20210726002045j:plain

f:id:kitakaze2018:20210726002050j:plain

f:id:kitakaze2018:20210726001957j:plain

f:id:kitakaze2018:20210726002041j:plain

この人の作品をみてると、「表情」は顔の表現だけじゃないことがよく分かります。ちょっとした背中の丸め方や首の傾げ方、体の捻り方でずいぶん表情が変わってきますね。

f:id:kitakaze2018:20210726002030j:plain

f:id:kitakaze2018:20210726002013j:plain

f:id:kitakaze2018:20210726002110j:plain

f:id:kitakaze2018:20210726002009j:plain

f:id:kitakaze2018:20210726002033j:plain


不思議なことに現代的なものとの組み合わせに全く違和感がない。もちろんそうなるように作ってるんだろうけど、やっぱりこの時代の装束は今から見ても十分かっこいい。

f:id:kitakaze2018:20210726002101j:plain

f:id:kitakaze2018:20210726002058j:plain

f:id:kitakaze2018:20210726002021j:plain

伊丹十三か??

f:id:kitakaze2018:20210726002018j:plain

f:id:kitakaze2018:20210726002054j:plain

f:id:kitakaze2018:20210726002037j:plain

f:id:kitakaze2018:20210726002025j:plain

  

ガラス越しの外の様子を見ながら、夏らしく水を使った涼し気な演出や、と思ったら本物の夕立と雷雨でした。 

f:id:kitakaze2018:20210726004115j:plain

f:id:kitakaze2018:20210726004111j:plain
f:id:kitakaze2018:20210726004502j:plainf:id:kitakaze2018:20210726004458j:plainf:id:kitakaze2018:20210726004507j:plain

緑に囲まれた立地で非常に美しい美術館です。少々遠いですけどお時間があればぜし。