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空席

ETVの「ニュー試」という世界の入試を紹介する番組で、フランスのエリートを対象にした哲学の問題をやっていた。その問題とは「人間とはなにか」を6時間以内で記述する、というもの。まあ、その解答方法は置いておくとして、改めて痛感したのは、今の自分には長時間一つのテーマを考え抜くような思考力も集中力も忍耐力も全くない、ということ。

普段仕事でちょっと考えることはあるが、「人間とはなにか」のように、頭のなかで仮説を立てて検証し、さらに仮説を立てて・・・とひたすら蛇行する思考の迷路の中で格闘することなど、もはや想像もつかない。

割と自然科学の本を読むのは好きな方だが、ああいうのは考え方が示されていて、あとは自分なりの解釈を当てはめていけばいい。自ら回答の方向性を見出してロジックを組み立てていく、というのとは全く違う。それは出口があるかすら分からない暗闇を一人で歩き続けるようなものだ。

たしかにエリートには哲学的思考は必要そうだと実感。

あと、たまには緩み切った頭をきちんと使うことも必要だな、、と思いましたね。