前回、海外旅行者ネタを書いたのには少し理由がある。先日から角田光代の旅行エッセイ「大好きな町には用がある」（角川文庫）を読んでいる。その冒頭に、角田氏が若かりし頃に海外を貧乏旅行していた時のエピソードがある。
現地のお坊さんにご馳走してもらったときに「あなたが年をとったら若い旅行者におごってあげるといい」と言われたらしい。それ以来、日本で困っている外国人をみると「助けねば」という思いに駆られるそうだ。
これも何年も前、京都のどこかのバス停で地図を持った外国人の男の子（多分韓国人かな）に、「ここに行くには、このバスでいい？」というようなことを確か英語で聞かれ、「あ、ごめん、分からない」と言ったらえらく驚いた顔をされた。慌てて「あ、自分もツーリストだからね」って説明したら納得したようだったけど、やっぱり一緒に考えてあげた方がよかったかな。
ただ、まれにみる方向音痴なので、へたにアドバイスすると逆に迷惑かける可能性が高いんだよね。。
自慢じゃないけど、今まで都内でも道を聞かれてまともに答えられたことがない。誰か「私に道を聞かないでください。聞くだけ無駄ですから」っていメッセージのキーホルダーとか作ってくれないかな。
まったく関係ないけど、最近新幹線の英語アナウンスが少し聞きやすくなった気がする。前が悪かったってわけじゃないけど、なんというか学校の先生から指示を受けているような冷たい感じだったんで。まあ、どうでもいいことですが。
