少し前ですが、何かと銘玉の誉れの高いZUIKO AUTO-MACRO 50mm F2を入手しましたので、とりあえず何か試し撮りをと思って新宿御苑の温室に向かいました。
ZUIKOのマクロといえば90mmが銘玉として知られていますが、いまだ中古市場では高値どまりでサイズ・重量的にそれなりのボリュームになります(そう言えば昔フィルムカメラ時代にOM-1とともに所有していましたが、銀塩ものは一式売ってしまったのでした。OMシリーズはコンパクトで格好よかったな。。)。その点、この50mmマクロは、ZUIKOにしてはやや大ぶりとは言え十分に常用できるサイズで、価格も完全な美品にこだわらなければ、個人的にはまあ許容範囲内かと。
とりあえず試し撮りということで、基本的に開放メインの撮影で、ものによって一段くらい絞っていると思います(近接撮影だと何しろ背景ボケがすぎるので)。
マクロ撮影はやはりピント合わせが結構シビアになりますね。NEX-5は、左下のボタン一発で拡大モードに入れるので、これでピントを追い込んでシャッターボタンを半押しで通常画面に復帰すれば、マニュアル撮影は(直射日光がスクリーン面に入らない限り)かなり快適にできます。
ただ、コントロールホイールの下側が露出補正に当てられているので、フォーカスに気を取られていると、無意識に親指でここを押してしまって、あっという間にマイナス補正に振られてスクリーンが真っ暗になったりします。まあ、親指の置き方に気をつければいいだけですが。
それにしてもこのレンズ、皆さんが銘玉というのもうなづけます。。ちょっとした別世界というか。
個人的には花より葉物の写真の方が好きなのですが、上のショットは夕刻の光がうまく背後の反射に回り込んで、バックライトと順光が混ざったような不思議な絵になりました。
今回はTAMRON SP 90mm f2.5 Macroも持参したので、こちらも軽く温室内をもうひとまわりして撮影してみました。以下の写真は全てTAMRON SP 90mm。
外での撮影だと近寄れない被写体もあるので90mm(35mm換算で135mm)という焦点距離はなかなか使い勝手がいいのですが、植物園だとまあ好きなだけ寄れるのでマスト携行レンズではないですね。ボケについてもZUIKO MACRO 50mmで十二分です。下の写真は、柵から鉢が結構離れていたので、まあそれなりに90mmの意味がありましたが。
下の写真、葉の表面の産毛(?)みたいなわさわさ感がいい。
以上、銘玉 ZUIKO AUTO-MACRO 50mm F2の試し撮りと、TAMRON SP 90mm f2.5 Macroの撮影第2弾でした。