週末、ほどよい秋晴れの陽気だったので、家から車で20分ちょっとの国立天文台(三鷹キャンパス)に行ってきました。
お昼前に到着したときはほとんど見学者もなく駐車場もがらがらで、静かに散策できました(その後少しずつ見学者が増えましたが)。
とりあえず気になっていたのは、天文台歴史館。ドーム内に65センチの屈折望遠鏡があります。
よくよく目を凝らすと、天井のドームは木製の梁で支えられた独特の作り。資料によると造船所の技師の協力を得たそうで、なるほどなるほどと思いました。登録有形文化財に登録されているそうです。
本日のカメラはRX100M3でワイド端で24mmなので、ドーム内側全体を撮るには、もうちょっと広角よりが欲しかった感じ。と言って私のレンズ資産ではあまり選択肢はなく、NEX-5用にウルトラワイドコンバータをつけたものくらいしかありませんが、これで35mm判換算で18mm相当になるので適当にパシャパシャとると結構楽しい絵が撮れるんですね。今度持って来よう。。
ちなみに望遠鏡本体はきれいに見えますが、近づくと鏡筒の塗装が結構はがれてたりして年季を感じます。
もう一か所の見どころが、第一赤道儀室。こちらもビンテージ感あふれるツアイス製の望遠鏡があります。建物自体も国の登録有形文化財。
この時間になると結構見学者が集まってきて太陽の黒点活動や望遠鏡などの説明に聞き入ってます。
この支柱には仕掛けがあって、内部におもりがぶらさがっていて、時々巻き上げて動力にしています。
望遠鏡が顔を出すドームのスリットは、太陽に追従する鏡筒の向きに合わせて動かさなければなりませんが、これは手動だそうでサービス(?)でガラガラと動かして見せてくれました。当時は最先端の機材だったんでしょうが、今見るととてもかわいいですね。
入場は無料でドームシアターの定例公開もやっているようなので、親子連れの静かなお出かけに良いかと思います。なお、木製ドームの構造を内部から撮影されたい方は超広角レンズをお持ちいただくと良いかと。